犬のおやつは何を与えても大丈夫?
犬のおやつはデンタルケアやストレス解消に役立ちます。
しかしデンテルケアには専用のグッズを使った方が良いですし、ストレスは運動をしたり遊んだりして発散するほうが犬が喜ぶでしょう。
おやつは嗜好品に留めておくことが大切です。また、犬のおはつは何を与えても良いということはありません。
市販の犬向けおやつでも安全面に心配なものがありますし家庭で用意する場合でも注意が必要な場合があります。
市販の犬のおやつを与える場合
犬用のおやつはジャーキー系、ガム系、ビスケット系など様々です。
ジャーキー系おやつの注意点
ジャーキー系はササミや牛肉を使ったものが多いものの、ソルビン酸Kやポリリン酸Naなどの添加物が気になります。
ポリリン酸Naはジャーキーのやわらかさを保つために添加されていることが多いのですが、多量に摂取すると下痢や腎結石のリスクが高まることが指摘されています。
着色料や香料を使ったものや、安全面が気になる中国産のものがありますからパッケージをよく確認しましょう。
ガム系おやつの注意点
ガム系の犬のおやつには、ヒヅメやトサカを使ったものがあります。
天然素材を利用し添加物が少ないというメリットがありますが、ヒヅメの破片で歯茎や胃が傷つく心配があります。トサカはヒヅメよりもやわらかくトラブルが少ない点が魅力です。
犬の食いつきが良いのでメインのフードよりも多く与えないよう気をつけましょう。
歯垢除去ができるとうたっているガム系おやつは、小麦や大豆などを原料に使っているものがあります。
犬は植物系の食品の消化は苦手ですから与えすぎには注意が必要です。
ビスケット系おやつの注意点
ビスケット、ボーロ、おせんべい等のおやつは原料がシンプルなものを選ぶことがポイントです。着色料や香料を使ったおやつはできるだけ控えましょう。
人間と一緒に食べられるビスケットやおせんべいも商品化されています。小型犬は喉につかえる心配があるので、小さく割ってから与える工夫をしてください。
家庭で犬のおやつを用意する
自分で犬のおやつを作ってあげるときも気をつけるポイントがあります。
フライドチキンの骨は注意!
加熱した鶏の骨は裂け方が鋭く食道を傷つける心配があるとされています。
中型犬以上の犬であれば重症化することはほとんど無いそうですが、小型犬の場合は血便などの症状があらわれることがあるようです。
鶏のからあげなど、衣をとってからあげれば大丈夫!と思って気軽に与えてしまいがちですが、手羽先など骨がある場合には十分注意してください。
手作りのクッキー
犬は植物性の食品の消化が苦手です。おからクッキーのような食物繊維が多いものは下痢や嘔吐の原因になることがあるので注意が必要です。
野菜を加えたクッキーも与えすぎないようにしましょう。
アイスクリーム
原料の牛乳には乳糖が含まれています。
犬は人間よりも乳糖の耐性が低いため下痢を起こすことがあります。
また砂糖が多く必要以上にカロリーを摂取したり虫歯のリスクが高くなったりする心配があります。