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ドッグフードの賞味期限を延ばす酸化防止剤は犬にとってはよくない

ドッグフードの賞味期限は製造日から1年ほどに設定されていることが多いようです。

 

この賞味期限の表示は未開封で冷暗所に保管した場合の期限ですから開封後は酸化が進みフードの劣化が心配されるので早めに食べきるようにしましょう。

ドッグフードには酸化を防ぎ賞味期限を長くするための酸化防止剤が添加されているものがあります。品質を保つために添加されていますが、安全性の心配がある酸化防止剤が使われていることがあるためため注意が必要です。

 

ドッグフードの酸化ってどういうこと?

  • 酸化とは?

酸素がほかの物質に触れて性質を変えてしまうことを酸化と言い、りんごの切り口が茶色っぽく変色したり鉄がサビたりすることが例えられます。

 

ドッグフードは一度開封するとどんどん酸素に触れることになり酸化が進みます。りんごが茶色くなったり鉄がサビたりするようにドッグフードが変質するとイメージするとわかりやすいでしょう。

 

危険な酸化防止剤を覚えておこう

ドッグフードには発がん性が指摘されている酸化防止剤が使われていることがあります。
特に悪名高い酸化防止剤は、BHABHTのふたつ。発がん性が懸念されている酸化防止剤が使われているドッグフードは安全面で不安が残ります。

 

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)とは?
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)はガソリンの酸化防止のために作られた化学物質です。
食品の酸化防止にも役立つとされ幅広く利用されていましたが、発がん性が認められ日本において使用禁止の動きがありました。
しかし欧米からの圧力で禁止には至らなかったそうです。

 

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)とは?
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)は昭和15年ごろから石油の抗酸化剤して使われ、昭和31年に食品添加物としての使用が認められました。
膀胱がんや甲状腺がんの発がん性が疑われ現在ではほとんど使われていません。

 

ゴムの固定剤として開発され、殺虫剤や除草剤の酸化防止剤に使われるエトキシキンは高い毒性で知られています。
肌に触れるとアレルギー性皮膚炎や炎症が起こる可能性があり、動物実験においては発がん性が報告されているそうです。

 

ペットフード安全法が施行される前は使われていたかもしれませんが、私が調べた限りでは現在日本国内で普通に入手できるドッグフードにエトキシキンは使用されていませんでした。海外への転勤や個人輸入でドッグフードを購入する場合は注意が必要かもしれません。

 

ドッグフードに配合されていたも安全な酸化防止剤

安全な酸化防止剤として利用されているものは、ローズマリー由来の酸化防止剤やビタミンEの仲間のトコフェロールが代表的です。

 

ローズマリー由来の酸化防止剤はドッグフードのラベルにローズマリー抽出物と書かれていることがほとんど。ハーブで知られるローズマリーの抗酸化力を活かした酸化防止剤です。
トコフェロールやミックストコフェロールはアブラナ科やイネ科の植物から抽出したビタミンE(d-α-トコフェロール、d-β-トコフェロール、d-γ-トコフェロールなど)で作られた酸化防止剤です。

 

ローズマリー抽出物もトコフェロールも安全性の高さで知られる酸化防止剤ですが、「抽出方法に疑問がある」「犬に安全な量なのか」という声があるのも事実です。

 

カナガンやモグワンのドッグフードは、これらの人工的に抽出した酸化防止剤が使われていません。
それは配合されているハーブ類やビタミンEが酸化防止剤の役割をしているからです。酸化防止剤に頼らないフレッシュなドッグフードをお探しの方におすすめです。

 

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